朝は,アシスタントのAleによるゲームを通してのグループワーク。彼は凄くいい眼をもっている。いいロルファーとSEを通して出会えてうれしい。
お昼休みにアシスタントのTerryから個人セッション。SEの次のステップに進むまでに個人セッションと数回受けることが義務づけられている。これはRolfing同様,他者をサポートするためにはプラクティショナー自身が統合されている必要がある。Terryには,Massage table上でのセッションをリクエスト。実習より言葉は少なく,ボディワークが多い。タッチのクオリティも高く,ロルファーとしては参考になる。残りの昼休み時間に肉まんをほおばっていると,wifeからメールが。ここ数日wifeは,息子から水疱瘡がうつって,高熱が続いていた。とうとう症状が悪化して自力で救急車を呼んで,病院にいるとのこと。メールを見たときに,さすがに凍りついたが,ここ数日のワークの成果を利用して,自分をなんとか落ち着かせる。
午後,遠方からきている参加生が早めに帰るとのことなので,一緒に挨拶して,主催者の皆さんにお礼をいって,会場をあとにする。
SEは,心のケアと,からだの技法を絶妙につなぐところに位置している。ロルファーとして様々なワークショップに参加したことがあるが,心をケアするプロの方々と同じことを一緒に学ぶ機会は初めてだったが,参考にすべきことも多く充実した体験だった。ロルフィングだと,当たり前だが触れることが前提条件になっているが,心を扱う人たちは,触れることにとても慎重なのだ。SEの実習やデモを通して,タッチを通さなくても実際に身体と心の状態が変化することを実感したし,しかもまだ,このトレーニングは始まったばかりなのだ。にもかかわらず,ロルファーとしてこのSEトレーニングはmustであるといえよう。resourceの重要性も再認識できた点も大きい。
日本で最初にトレーニングを開催するというのは大変なことである。SEの有効性と可能性を感じれば感じるほど,主催してくれた藤原さんのモチベーションは高まって今回の開催実現につながったのだと思う。しかし,トレーニングのオーガナイズ,講師通訳,アシスタント,昼休みの個人セッションと,あまりにもハードワークすぎ。
全課程の6分の1しか終わっていないので,十分休息して,残りをできるだけ無理なく続けてほしいと思う。Maggieをはじめ,すばらしいアシスタントを呼んで,すばらしい生徒さんを集めてくれて,本当にありがとうございました。
PS. 電車に乗ると,妻からメール。あまりのひどい扱いに病院を出たいと主張しても出してくれないという。運悪く連休中の新型インフルエンザ体制の病院はほとんどが,受付を拒否しているとのことで,なんと,どうみてもここ昭和の長屋だろ!ってつっこみたくなるような病院とはいえない建物に搬送され,トラウマティックな扱いを受けていた。
医師がいる時間内になんとか到着して,wifeを引き取って帰宅。唯一ビタミンの点滴で活力はでたが,信じられないような注射針の刺し間違えで腕はどっかの銀河の星雲のようになっていた。
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